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2020.05.08

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フィンガーループ編み紐 (Fingerloop braid)

フィンガーループ編み紐(Fingerloop braid)とは?

フィンガーループ編み紐は丈夫で装飾的な紐を糸から作る技術です。 これは、ループ操作法と呼ばれる編組の一種です。

<起源>
ヨーロッパでは中世に発達しました。
ロンドンで、12世紀の後半〜15世紀の前半ごろの絹のフィンガーループ編み紐がたくさん見つかりました。
15世紀以降、さまざまな指ループ編組技法のさまざまな指示やレシピが本や出版物に登場し人気となりましたた。

指で紐を編む技法は日本ではクテ打技法として発達しました。
この技法は7世紀に生まれ、中世から19世紀にかけて鎧を結ぶなどの用途に使用されています。

<用途>
フィンガーループ編組は、多くの用途に使われました。 13世紀初頭、服をよりタイトに締めるための紐として使われるようになりました。 男性のショース(スパッツのような脚にぴっちりしたズボン)を止める物として、靴を結ぶ紐などとして、またシャツの首周りや手首周りを締める用途として使われました。

また装飾用の紐は、小物入れポーチを閉じる用途に。
平たい編組は、純粋に装飾として用いられ、トリムとして衣服に縫い付けられました。

このようになど、生活の多様なところに使用されました

<素材>
もっとも多く使われたのは絹でした。強度と多くの異なる色に染色できるということから、とても人気のある素材でした。
革は、特に靴ひもを結び、鎧を結ぶためのもう1つの人気の素材でした。
ウールも使用されたという証拠があります。
リネンと亜麻もおそらく使用されたと考えられていますが、それらの材料のほとんどは残っていません。

 

参考:Fingerloop braid – Wikipedia

Swales, Lois; Williams, Zoe Kuhn. “Fingerloop Braids”. Fingerloop Braids. Retrieved 1 May 2016

 

 

講師のマリクサさん